資産基盤が貧弱なベンチャー企業や中小企業にとって、自社が持つ価値ある特許は銀行などの投資機関から資金を調達する際の強力な武器となる。ベンチャー企業の特許は他社にライセンスを許諾したり、移転販売してお金に換えることが出来るので、企業の資産と見なされるからだ。しかし、ベンチャー企業の持つ特許が価値ある物なのかどうかは、銀行などの投資機関が独自に評価している。ベンチャー企業の特許を評価する公的な機関は存在しないのである。これからのビジネスは知的資産を多く持つ企業が有利となる。ベンチャー特許企業に限らず多くの企業は特許評価の国際的な標準化を求めている。